社会人志願者の方へ
For Society
社会人学生向けの制度や工夫
1.長期履修制度
大学院学生が働いていたり育児・介護などの事情により、通常の修業年限を超えて教育課程を修了することができる制度です。
- 博士前期課程
- 3年または4年での修了を目指します(通常は2年)
- 博士後期課程
- 4年または5年での修了を目指します(通常は3年)
詳しくは下記をを参照してください。
2.科目開講
オンライン、土曜日、期間集中の科目開講を積極的に進めています。
博士後期課程学生を対象として、自身の研究に関連する先行研究を体系的に読み込み、その成果を担当教員とオンラインで議論する科目を開講しています。来校することなく単位が取得できます。
3.オンラインでの研究指導
オンラインでの研究指導を積極的に行っています。指導教員の都合次第ですが、週日や週末の面談も可能です。
社会人修了生の声
西村慶友さん(2020年OSIPP博士後期課程修了)
私は40歳でMBA、47歳で博士号を取得しました。決して早い年齢ではありませんが、OSIPPは年齢やキャリアに関係なく、誰でも温かく受け入れてくれる場です。
赤井伸郎先生や故・山内直人先生の指導の下、地方創生の観点から「ふるさと納税の実証分析」をテーマに博士論文を執筆しました。当時はふるさと納税に関する定量的なデータが十分ではなかったため、自治体にアンケート調査を実施し、さらに寄付者・住民を対象とする調査会社経由のアンケートも行いました。これらのデータを用いた多面的な分析により、博士論文を完成させ、博士号を取得しました。
官民共同で関わっていたふるさと納税制度を公共政策の観点から見直すため、OSIPPの博士後期課程に進学しました。
吉川香菜子さん(2017年度OSIPP博士後期課程修了)
OSIPP前期課程入学時には社会人学生、博士後期課程入学を機に退職しました。前期課程在籍時は平日の昼間は仕事でなかなか学校に行けず、仕事と勉強の両立に苦戦したことを思い出します。
OSIPP博士前期課程で計量経済学を勉強した後、留学したイギリスの大学院で計量経済学を用いた開発援助政策のインパクト評価について学んでいくうちに、人道・開発プログラムがどの程度効果があったのか、どのように改善していくべきかを分析するような仕事に就きたいと思いました。統計やデータ分析を学ぶのは初めてでしたが、同級生に影響を受け、自分もがんばらねばと思わせてもらったように思います。
仕事を退職して行った留学先や、帰国後復学したOSIPP博士後期課程では、100%学生として過ごすことができたので、毎日学校に行くという学生生活を堪能することができました。また、博士後期課程では日本学術振興会特別研究員として授業や論文執筆に専念することができました。
末村祐子さん(2008年OSIPP博士後期課程修了)
公共政策の領域で活躍するには学際的な理論を理解する必要があると感じ、社会人にも門戸を開いていたOSIPPに入学することを決めました。
OSIPPには社会人学生も比較的多く、社会人同士で仲間ができたり情報交換ができたりする利点もありました。留学生とも交流でき、人とのつながりが広がったことも大きな魅力でした。
現役学生の声
山口真有美さん(2025年度博士後期課程2年)
OSIPPには、研究生としていくつかの講義の聴講をしてから、翌年に入学しました。今は、看護政策に関わる仕事をしています。仕事で経験したことがそのままOSIPPでの学びにつながっています。これは職場の理解とOSIPPの先生方のサポートのおかげであり、本当に感謝しています。OSIPPの仲間たちの研究は看護政策にもつながることが多く、いろいろな刺激とインスピレーションをもらっています。
井筒穂奈美さん(2025年度博士後期課程1年)
論文指導はオンラインでのやり取りに加え、授業で通学した際に時間を取っていただき、対面での指導も受けています。また、年に数回ある学会や研究会は週末に開催されることが多いため、業務に支障をきたさずに研究活動に取り組めています。
OSIPPには様々な分野の先生や幅広い関心を持つ学生が集まっており、自分の視野を広げられます。長期履修制度やオンラインでの授業・論文指導など、仕事と研究を両立するための制度も充実していて、個人の状況に合わせて柔軟に研究計画を組み立てることが可能です。
齊藤弘晃さん(2025年度博士前期課程2年)
授業については、集中講義や土曜日の授業もあるものの、平日の昼間に開講されるものも多く、仕事との調整が大変でした。OSIPPの長期履修制度を利用し、通常の2年ではなく、3年で単位を取り切りました。
社会人学生に関する統計
- 2025年4月時点の社会人学生の数
- 前期3名、後期9名
- 設立以来の社会人学生の数
- 前期42名、後期56名
- 設立以来の長期履修学生制度利用者
- 前期5名、後期18名